“民事訴訟においては、訴訟の提起は訴状という書面の提出をもって行われます(民事訴訟法第133条第1項)。法文上は簡易裁判所における訴訟の提起は、口頭でもできることとされていますが(同法271条)、実務上は書面の提出を行うのが通常です。

 
この書面には、(1)当事者及び法定代理人(2)請求の趣旨(3)請求の原因を記載します。当事者とは、原告、被告やその法定代理人を住所、氏名等によって特定して表示します。請求の原因とは、判決でこのような主文を出して欲しいという裁判の結論として原告が希望すること(「被告は原告に対し金○○○○円を支払え」等)を表記します。請求の原因というのは、請求の趣旨が導き出されるために必要な要件となる事実(一般に要件事実と呼ばれるもので、そのような事実があれば原告の求める請求の趣旨に記載されるような法律効果が生ずるという事実を言います)を記載します。実際には、最低限の要件事実に加え、事情や参考となるような事実を併せて記載することが多いです。

 
被告は、原告からの訴えの提起に対応して答弁書を提出します。答弁書には、請求の趣旨に対する答弁(判決でこのような主文を出して欲しいという被告側の要望、例えば「原告の請求を棄却する」等)と、請求の原因で書かれている事実に対する認否(そういう事実を認める、否認する、知らないといった被告側の認識を述べること)を行います。また通常は、これに併せて、被告側の主張を記載するのが一般的です。

 

 

注:タイトルをやむなく指定通りに記載しましたが、「採便書」ではなく「裁判所」の間違いだと思います。こういうふざけたミスがないようもう少し気をつけて貰いたいです。

 

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